メディカルイラストレーションの大学院受験OPINION
2021/11/24

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 こんにちは!私、日本でメディカルイラストレーターとして活動しております、ライアン杏莉です。


こちらの、レーマンOPINIONでは、メディカルイラストレーションとは何か、今後の業界の動きなど、私見も交えながらお話ししていこうと思います。


さて、今回は、2020年に筆者の私が卒業した、University of Illinois at Chicagoの Biomedical Visualizationについてお話ししていこうと思います。特に、こういったメディカルイラストレーションを専門とする学校に入学するために必要だった準備を紹介していきたいと思います。


まずは、出願の背景から。


メディカルイラストレーションというキャリアに進みたい場合は、アメリカやカナダにあるメディカルイラストレーションを専門とするの大学院に進学するという方法があります。現在、 Commission on Accreditation of Allied Health Education Programs (CAAHEP) という教育機関から認可されている学校のプログラムは4校あります。


Augusta University: アメリカ・ジョージア州


Johns Hopkins University School of Medicine:アメリカ・メリーランド州


University of Illinois at Chicago:アメリカ・イリノイ州


University of Toronto:カナダ・オンタリオ州


 


こちら4校は、倍率が高く、合格するためには、出願の数年前から準備が必要になります。


私の場合も、大学在学中にメディカルイラストレーターになりたいと決意してから、3年半後に大学院に入学しました。ここまで時間がかかるのは、出願する際に準備するものがたくさんあるからです。


 


実際に準備するものは、


願書・志望動機


大学の成績表(必修科目の履行)


推薦書


GREテスト


ポートフォリオ


があり、上記のいわゆる「一次書類審査」が受かったら、現地に面接にいきます。


 


では、ひとつづつ紹介していきましょう!


 


願書・志望動機


こちらは、標準的なものです。


 


大学の成績表(必修科目の履行)


学業での成績が良いか、ということも審査基準となるのですが、そもそも出願する前に、サイエンスとアート、両方の域で履行されているかということがポイントになります。特に、サイエンス系の中でも、解剖学の授業を1年間と、デジタルアートの授業は私が通っている大学で授業がなかったため、他の大学に受けにいきました。評定平均もみられますが、基準値を満たしていれば完璧でなくても大丈夫でした。


 


推薦書(3通)


インターン先や職場、そして学校でお世話になった先生や上司の方に頼んで、推薦状を送って頂きました。


 


GRE 


こちらは、英語と数学の2科目を含む、アメリカの大学院に出願する際にはスタンダードな学力テストです。こちらも評定平均と同じように、基準値(計300点)を満たしていればOKでした。また、場合によってはTOEFLなどの、英語力を証明するテストも受けなければいけません。 


 

                                                                                        


ポートフォリオ


さて、ここが出願する際の真髄になります。ポートフォリオの提出はとても苦戦しました。提出作品の内訳としては:


ヌードモデルのデッサン(ショート&ロングポーズ)


手、顔


立体の鉛筆デッサン


静物画


その他自選10作(デジタルアートなど)


合計20作品 (ご参考までに下記作品例です。)




実は筆者は、一回目の受験は失敗しました。初めて出願する際に落ちてしまった原因は、ヌードモデルのデッサンの完成度が低かったことでした。私の場合は、静物画は得意分野だったのですが、ヌードモデルのデッサンがあまり経験がなかったため、ポートフォリオ全体のバランスが悪くなってしまっていました。翌年に再出願するために、ひたすらヌードデッサンを練習しました。 


他にも、私の後輩がこちらのyoutubeチャンネルにて、ポートフォリオの内容を紹介していますので、チェックしてみて下さい!


https://www.youtube.com/watch?v=UedFQ5J8MrI&t=62s


認可されてる他の学校も、ポートフォリオの内容は大体一緒です。


 


面接


面接は、丸一日かかりました。学部の教授、全員と15分づつくらいお話しし、最後には、作品を教室に並べて、教授に実際にプレゼンしました。スケッチブックをかなりみられました。やはり日頃から絵を描く習慣がある生徒が欲しいそうです。


 


また、北米の他の大学や、ヨーロッパにも、それぞれの学位、年数、専門領域でメディカルイラストレーションのプログラムがありますが、こちらはまたの機会にお話しできればと思います。


さて、どうだったでしょうか?


こういった業種の中での進学を考えている方の少しでも参考になれば幸いです。


次回は、私がBVISで受けた授業についてもお話ししていきたいと思います。

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